わたしの家のご近所さんで、
玄関先の表札の隣にデカデカと、
「セールスお断り」と貼ってあるお家があります。
宗教勧誘が多いわたしの住む地区。
入り組んでるため、この辺までたどり着くのがまず至難の技ということもあり
セールスマンはあまり来ない。
貼るなら、「勧誘お断り」のほうがイイんじゃないの?って思っちゃうという余談は置いといて、
セールスを嫌うのは人間の本能だよねっていう話を、今日はしたいと思います。
セールスされるの、好きですか?
わたしは昔、エステ勤務をしてました。
エステ業界ではよくある話ですが、
ノルマが激しく、売れないとミーティングでド叱られるという日々を過ごしておりました。
コテコテのセールスをしないといけなくて、
お客さんもわたしも、ものすごいストレスだったなと、今は思います。
人は、売られるが嫌い。
冒頭で話した、「セールスお断り」が、いい例ですよね。
売られるのが嫌いだからこそ、セールスをするのも苦手な人が多い。
相手に、売り込みと思われたくない、
セールスは悪いこと、
そんなイメージが根付いているのかなと思います。
「売る」ってなに?
売るのって本来、悪いことではありません。
人に何かを売るのは、
プレッシャーをかけることでも、
お金を無理やり搾取することでも、
嫌われることでも、
ものを押し付けることでもありません。
価値があるものと交換するのが、お金。
要は、「売る」ってのは、価値との交換の提案なわけです。
そこには、売る「商品」自体が良いものであるという自信はもちろん必要。
それを必要な人に売ってあげるのは、微塵も悪いことではないはずなんですよね。
「売る=ネガティブイメージ」の公式を破れ!
あなたの商品がないことで、困る人がいる。
あなたの商品を手にすることで、より良い未来を手にいれることができる人がいる。
だからあなたは、もっと自信を持って、商品を提供すればイイ。
売るのは全く悪いことではありません。
誰もが少なからず持っている、『売るのはダメなこと』、という「売ること」の定義。
それを今日から、「価値との交換の提案」という定義に書き換えてください。
わたしがエステ勤務時代、もう10数年も前の話ですが、
「売る=価値との交換の提案」という定義が頭の中にあれば、
もっともっと売れたんだろうな〜って、思うんです。
そして、ストレスにはなりえなかったはずなんです。
わたしだけではなく、お客さんにとってもね。
価値を提供できる人であること。
価値を提供できる商品であること。
これはもちろん大前提だけど、
売れないのは商品のせいではなくて、
あなたの根底にある、「売る」の定義がズレていることにあるのかもしれません。
ぜひ今一度「売ること」について、再定義してみてくださいね。